Make(Integromat)の活用法とは?異なるサービスを自動でつなぐ仕組み

Make(旧Integromat)とは、普段使っているさまざまなインターネットサービス同士を自動で連携させ、手間のかかる作業を効率化してくれるツールです。

148 閲覧Make(Integromat)の活用法

Make(Integromat)の活用法とは

Make(メイク)は、以前はIntegromat(インテグロマット)という名称で知られていた、インターネット上のサービス同士を自動でつなぎ合わせるツールです。例えば、新しいメールが届いたら自動で特定の情報をスプレッドシートに記録したり、顧客からの問い合わせがあった際に自動で担当者に通知を送ったりといった、複数のサービスをまたがる作業を自動化できます。

このツールは、プログラミングの専門知識がなくても、視覚的な操作で「もしAが起きたら、Bを実行する」といった自動化のシナリオ(Makeでは「シナリオ」と呼びます)を作成できるのが大きな特徴です。これにより、これまで手作業で行っていた定型的な業務を効率化し、時間や労力を削減することが可能になります。

なぜ今、話題なの?

Makeが今、注目されている背景には、多くの企業や個人が日常的に複数のクラウドサービスを利用している現状があります。例えば、メールはGmail、顧客管理はSalesforce、社内連絡はSlack、データ分析はGoogleスプレッドシート、といった具合です。これらのサービスはそれぞれ便利ですが、サービス間の連携が手作業になると、データの転記ミスや作業の遅延が発生しやすくなります。

Makeのようなツールは、これらの異なるサービス間の「橋渡し役」となり、情報が自動でスムーズに流れるようにします。これにより、手作業による負担を減らし、より創造的で価値の高い業務に集中できるようになるため、働き方改革や生産性向上を目指す企業にとって、非常に有効な手段として話題になっています。

また、プログラミングの知識が不要な「ノーコード」「ローコード」という開発手法が広がる中で、Makeのようなツールは、専門家でなくても業務改善に取り組める点も、人気の理由の一つです。

どこで使われている?

Makeは、さまざまな業種や職種で活用されています。具体的な活用例をいくつかご紹介します。

  • マーケティング部門: 新しいリード(見込み客)がウェブサイトのフォームから登録されたら、自動でCRM(顧客関係管理) [blocked]システムに情報を追加し、担当者にSlackで通知を送る。同時に、ウェルカムメールを自動送信する、といった連携が可能です。
  • 営業部門: 契約書が電子署名サービスで締結されたら、その情報を自動で営業管理システムに反映し、請求書発行システムに連携する。これにより、契約後の事務処理を迅速化できます。
  • カスタマーサポート部門: 顧客からの問い合わせメールが届いたら、自動でサポートチケットを発行し、担当者に割り当てる。また、よくある質問に対する回答を自動で返信する、といった対応も実現できます。
  • 人事・総務部門: 新入社員が入社する際に、自動で社内システムのアカウントを作成し、必要な書類を共有フォルダに準備する。退職時には、関連システムのアカウントを停止するといった一連の作業を自動化できます。
  • 個人事業主・中小企業: 請求書の発行から入金確認、会計ソフトへのデータ入力までの一連の経理作業を自動化し、本業に集中する時間を増やしています。

これらの例は一部ですが、Makeは多岐にわたるサービスと連携できるため、アイデア次第で様々な業務の自動化に活用されています。

覚えておくポイント

Makeを導入する際に覚えておきたいポイントがいくつかあります。

  1. 連携できるサービスの多さ: Makeは1,000種類以上のSaaS [blocked](Software as a Service)と連携可能です。主要なビジネスツールからニッチなサービスまで、幅広い選択肢があります。
  2. 視覚的な操作性: プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップでモジュール(連携するサービスや機能の部品)を配置し、線でつなぐだけで自動化のフローを作成できます。複雑な設定も、直感的なインターフェースで行えるように設計されています。
  3. 無料プランから始められる: 小規模な利用であれば、無料プランで試すことができます。これにより、実際に使ってみて効果を確認してから本格導入を検討することが可能です。
  4. 「シナリオ」の考え方: Makeでは、自動化の仕組みを「シナリオ」と呼びます。このシナリオは、「トリガー(引き金)」となるイベント(例:新しいメールが届く)と、それによって実行される「アクション」(例:スプレッドシートに書き込む)の組み合わせで構成されます。この基本的な考え方を理解すると、より複雑な自動化も構築しやすくなります。

Makeは、日々の業務で発生するルーティン作業を自動化し、生産性を向上させる強力なツールです。使いこなすことで、ビジネスの効率を大きく改善できる可能性があります。