ゼロパーティデータ活用とは?お客様が自ら教えてくれる情報を活かすこと

ゼロパーティデータ活用とは、お客様が「こんなものが欲しい」「こんな体験がしたい」と、企業に直接教えてくれた情報を、お客様のためになるサービスや商品づくりに役立てることです。

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ゼロパーティデータ活用とは

ゼロパーティデータ [blocked]活用とは、お客様が「こんなものが欲しい」「こんな体験がしたい」といった、自分の好みや希望を企業に直接伝えてくれた情報を、商品やサービスに役立てることです。企業がお客様の行動を分析して推測するデータ(ファーストパーティデータ [blocked]など)とは違い、お客様自身が「これは私です」と明確に教えてくれる情報なので、企業はより正確に、お客様が本当に求めていることを知ることができます。

例えるなら、お店の店員さんに「今度、家族旅行に行きたいんだけど、おすすめの温泉旅館はない?」と直接尋ねて、それに合った情報を教えてもらうようなものです。店員さんがお客様の過去の買い物履歴から推測するのではなく、お客様が自ら希望を伝えている点が大きな違いです。この情報をもとに、企業はお客様一人ひとりにぴったりの提案ができるようになります。

なぜ今、話題なの?

ゼロパーティデータ活用が今、注目されているのは、お客様のプライバシー保護に対する意識が高まっているからです。これまで企業は、お客様のウェブサイト閲覧履歴や購買履歴などから、お客様の好みを推測して商品をおすすめしてきました。しかし、こうしたデータは、お客様が知らないうちに集められていると感じることもあり、規制が厳しくなっています。

そこで、お客様が「これは教えてもいい」と自ら提供してくれるゼロパーティデータが重要視されるようになりました。企業は、お客様の許可を得て、お客様自身が望んで教えてくれた情報を活用することで、お客様との信頼関係を築きながら、よりパーソナルな(一人ひとりに合わせた)サービスを提供できるようになります。これは、お客様にとっても、自分に無関係な広告や情報に煩わされることなく、本当に役立つ情報だけを受け取れるというメリットがあります。

どこで使われている?

ゼロパーティデータ活用は、すでに様々な企業で実践されています。

  • ユニクロ:オンラインストアで「My StyleMaker」のようなサービスを提供し、お客様の体型や好みのスタイルに関する情報を入力してもらうことで、おすすめのコーディネートやサイズを提案しています。これにより、お客様は自分にぴったりの商品を見つけやすくなります。
  • 無印良品:アプリやウェブサイトを通じて、お客様が「こんな商品が欲しい」「こんなサービスがあったら便利」といった意見や要望を直接投稿できる仕組みがあります。お客様の声を商品開発に反映することで、よりニーズに合った商品を生み出しています。
  • 資生堂:オンラインでの肌診断サービスなどを提供し、お客様が肌の悩みや生活習慣に関する質問に答えることで、最適なスキンケア製品や美容アドバイスを提案しています。お客様は自分に合ったケア方法を知ることができ、企業はより効果的な製品開発や情報提供が可能になります。

覚えておくポイント

一般のビジネスパーソンがゼロパーティデータ活用について覚えておくべきポイントは次の2点です。

  • お客様との信頼関係を築く鍵になる:お客様が自ら情報を提供してくれるのは、企業への信頼があるからです。単に情報を集めるだけでなく、お客様が「この企業に教えてよかった」と思えるような、価値ある体験やサービスを提供することが大切です。お客様の情報を、お客様のためになる形で活用する姿勢が求められます。
  • お客様の「声」を直接聞く機会を増やす:お客様が何を求めているのかを深く理解するために、アンケートやウェブサイトの診断ツール、チャットボット [blocked](自動会話プログラム)など、お客様が気軽に意見や希望を伝えられる仕組みを積極的に活用しましょう。お客様の生の声は、新しい商品やサービスを生み出すヒントになります。