JAPANローミングとは?
JAPANローミングとは、災害などで自分の使っている携帯電話会社の電波が届かなくなったり、基地局が壊れてしまったりしたときに、他の携帯電話会社が提供している電波を一時的に借りて、携帯電話を使えるようにする仕組みのことです。普段は自分の契約している会社の電波しか使えませんが、非常時には「助け合い」の精神で、他社の回線も使えるようになる、と考えると分かりやすいでしょう。
例えば、旅行先で自分の携帯会社の電波が弱くてつながらない時、もしJAPANローミングがあれば、その地域の別の携帯会社の電波を借りて、地図を見たり連絡を取ったりできるようになる、とイメージしてください。特に災害時には、この仕組みが命綱になることもあります。
なぜ今、話題なの?
最近、大手携帯電話会社であるNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルの4社が、災害時にお互いの通信網を共有する「JAPANローミング」の導入を本格的に進めることで合意したとニュースになりました。これまでは、災害が起きて自分の携帯会社の電波が使えなくなると、復旧するまで携帯電話が使えない状態になることがありました。
しかし、このJAPANローミングが導入されれば、例えばドコモの電波が使えなくなっても、自動的にauやソフトバンク、楽天モバイルの電波に切り替わって、通話やインターネットが使えるようになる可能性が高まります。これにより、災害時でも家族や友人との連絡が途絶えにくくなり、安否確認や情報収集がスムーズになるため、非常に注目されています。
どこで使われている?
JAPANローミングは、主に大規模な災害が発生し、特定の地域の通信インフラ(電波を送るための設備)が被害を受けた場合に活用されます。具体的な使われ方としては、以下のような場面が考えられます。
- 災害時の安否確認:地震や台風などで自分の住む地域の携帯基地局が損壊し、自分の携帯会社の電波が使えなくなった場合でも、他の会社の電波を借りて家族や友人、職場に連絡を取ることができます。
- 避難所での情報収集:避難生活を送る中で、自分の携帯電話が他の会社の電波を拾うことで、災害情報や避難所の状況、物資の配給情報などをインターネットで確認できるようになります。
- ビジネス継続の支援:企業の従業員が災害に見舞われた際、JAPANローミングによって通信手段が確保されれば、緊急時の業務連絡や顧客対応など、ビジネスを継続するための最低限のコミュニケーションが可能になります。
覚えておくポイント
ビジネスパーソンとして、JAPANローミングについて以下の点を押さえておくと良いでしょう。
- 災害時の「つながる」安心感:JAPANローミングは、災害時に携帯電話が使えなくなるリスクを減らし、連絡手段を確保するための重要な仕組みです。いざという時に「携帯がつながらない」という事態を避けられる可能性が高まります。
- 自動で切り替わる場合が多い:特別な設定をしなくても、災害時には自動的に他の携帯会社の電波に切り替わるように設計されることが多いです。そのため、ユーザー側で複雑な操作をする必要は基本的にありません。
- 今後の普及に期待:まだ本格的な運用はこれからですが、将来的には全国的にこの仕組みが普及することで、より強固な災害対策となることが期待されています。企業としても、従業員の安否確認やBCP(事業継続計画) [blocked]の一環として、この仕組みの動向を把握しておくことが大切です。