サードパーティクッキー廃止とは?
「サードパーティクッキー廃止」という言葉、最近よく耳にしませんか? これは、インターネットの世界で「クッキー」と呼ばれる小さな情報ファイルのうち、「サードパーティクッキー」という種類のものが、もう使えなくなる、という大きな変化のことです。
クッキーには大きく分けて2種類あります。
- ファーストパーティクッキー:あなたがいま見ているウェブサイトが発行するクッキーです。例えば、ネットショッピングサイトで一度ログインしたら、次回からログイン状態が保たれるのはこのクッキーのおかげです。これは今後も使われ続けます。
- サードパーティクッキー:あなたがいま見ているウェブサイトとは別の会社(サードパーティ)が発行するクッキーです。このクッキーは、複数のウェブサイトをまたいであなたの行動を追跡し、「どんなサイトを見たか」「何に興味があるか」といった情報を集めるのに使われてきました。例えば、ある家電サイトでテレビを見た後、別のニュースサイトを開いたらテレビの広告が出てくる、といった経験はありませんか? これはサードパーティクッキーが働いていたからです。
この「サードパーティクッキー」が、プライバシー保護の観点から、Google Chromeなどの主要なウェブブラウザで段階的に廃止されることになりました。これが「サードパーティクッキー廃止」です。
なぜ今、話題なの?
この動きが話題になっているのは、主に以下の二つの理由からです。
一つ目は、プライバシー保護の意識が高まっていることです。インターネットを使う人たちが「自分の行動が知らないうちに追跡されているのは嫌だ」と感じるようになり、世界中で個人情報の保護を求める声が大きくなりました。EUのGDPR(一般データ保護規則)やカリフォルニア州のCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)などがその代表例です。
二つ目は、Google Chromeが廃止に踏み切ったことです。これまでAppleのSafariやMozillaのFirefoxといったブラウザはすでにサードパーティクッキーの利用を制限していましたが、世界で最も利用者の多いブラウザであるGoogle Chromeが廃止に動いたことで、その影響は非常に大きくなると見られています。Googleは2024年後半までにサードパーティクッキーのサポートを完全に終了する予定です。
どこで使われている?
サードパーティクッキーは、主に以下のような場面で活用されてきました。
- ターゲット広告:あなたの興味関心に合わせた広告を表示する。例:旅行サイトを見た後に、旅行先のホテルの広告が表示される。
- 広告効果の測定:どの広告がどれくらいクリックされたか、商品購入につながったかなどを分析する。
- ウェブサイトの改善:ユーザーがどのようにサイト内を移動したかなどを分析し、サイトを使いやすくする。
これらの機能が、サードパーティクッキーなしではこれまでと同じようにはできなくなります。
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覚えておくポイント
この「サードパーティクッキー廃止」によって、私たち一般のインターネット利用者にとっては、ウェブサイトをまたいだ追跡が減り、プライバシーがより保護されるようになります。一方で、企業、特に広告に頼るビジネスにとっては、これまでのように効率的に広告を届けたり、効果を測ったりするのが難しくなるため、新しい広告の仕組みやデータ活用方法を考える必要が出てきます。
Googleは「Privacy Sandbox(プライバシーサンドボックス)」という新しい技術を開発しており、プライバシーを守りつつ、広告の役割も果たせるような代替案を模索しています。この動きは、インターネット広告の未来を大きく変えることになるでしょう。
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