BtoBとは?企業同士でビジネスをする形

BtoBとは、企業が一般のお客さんではなく、別の企業を相手に商品やサービスを提供するビジネスの形のことです。

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BtoBとは

BtoB(ビートゥービー)とは、「Business to Business」の略で、企業が別の企業に対して商品やサービスを提供するビジネスの形を指します。私たちが普段、スーパーで食品を買ったり、家電量販店でテレビを買ったりするような、企業が一般のお客さん(消費者)に直接販売する「BtoC [blocked](Business to Consumer)」とは、相手が違うのが大きな特徴です。

例えるなら、自動車メーカーが車を作るために、タイヤメーカーからタイヤを仕入れたり、鉄鋼メーカーから鉄板を仕入れるような取引がBtoBです。また、会社のオフィスで使うパソコンやコピー機、インターネット回線なども、企業が別の企業から購入していますよね。このように、企業が事業活動を行う上で必要となるモノやサービスを提供し合うのがBtoBなのです。

なぜ今、話題なの?

BtoBは昔からあるビジネスの形ですが、近年、特に注目されています。その背景には、企業のデジタル化(DX [blocked])が進んでいることがあります。多くの企業が業務の効率化や新しい価値を生み出すために、ITシステムやクラウドサービス(インターネット経由で利用するサービス)を導入する動きが活発です。

例えば、営業活動を効率化する「SFA [blocked](営業支援システム)」や、顧客情報を一元管理する「CRM [blocked](顧客関係管理システム)」など、専門的なBtoB向けITサービスが次々と登場しています。これらのサービスは、企業の生産性を高め、競争力を強化するために不可欠となっており、その市場規模も拡大しています。一般のビジネスパーソンにとっては、自分の会社が導入するシステムやツールが、実はBtoB企業が提供しているものだった、というケースが増えているため、身近な存在になっていると言えるでしょう。

どこで使われている?

BtoBの取引は、私たちの生活のあらゆる場面で、直接は見えにくいところで支えられています。

  • トヨタ:自動車メーカーであるトヨタは、多くの部品メーカーからエンジン部品やシート、電子部品などを仕入れています。これらの部品メーカーは、トヨタという企業を相手にビジネスをするBtoB企業です。
  • ソフトバンク:携帯電話やインターネットサービスで知られるソフトバンクも、企業向けにクラウドサービスや法人携帯、ネットワーク構築サービスなどを提供しています。例えば、中小企業がオフィスで使うインターネット回線や、社員に持たせるスマートフォンは、ソフトバンクのような通信事業者から購入していることが多いです。
  • Google:検索エンジンやGmailで有名なGoogleは、個人向けサービスだけでなく、企業向けにも「Google Workspace [blocked](旧G Suite)」というサービスを提供しています。これは、企業のメールや文書作成、オンライン会議などをクラウド上で利用できるもので、多くの会社が業務効率化のために導入しています。例えば、あなたの会社で使っているメールアドレスが「@会社名.com」で、それがGmailのような画面だったら、GoogleのBtoBサービスを使っているかもしれません。

覚えておくポイント

BtoBという言葉を知っておくと、ビジネスの全体像を理解する上で役立ちます。

  • 業界の構造を理解するヒントになる:私たちが普段目にする商品やサービスが、どのような企業間の取引を経て作られているのかを考えるきっかけになります。例えば、スマートフォンの部品一つとっても、多くのBtoB企業が関わっていることがわかります。
  • 仕事で新しいサービスを導入する際に役立つ:会社で新しいシステムやツールを検討する際、それがBtoB向けのサービスであることを意識すると、導入の目的や効果をより深く理解できます。提供元の企業がどのような強みを持っているのか、自社の課題解決にどう貢献してくれるのかといった視点で選ぶことができるでしょう。
  • キャリアを考える上での選択肢が広がる:将来、転職やキャリアアップを考える際、BtoCだけでなくBtoB企業も視野に入れることで、多様な業界や職種に目を向けることができます。BtoB企業は、一般にはあまり知られていなくても、特定の分野で高い技術力や専門性を持つ優良企業がたくさんあります。