プロティアンキャリアとは?自分でキャリアを柔軟に変えていく働き方

プロティアンキャリアとは、会社や組織に縛られず、自分自身の価値観や目標に合わせて働き方やキャリアを柔軟に変化させていく考え方のことです。

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プロティアンキャリアとは

プロティアンキャリアとは、会社や組織の枠にとらわれず、自分自身の価値観や目標に合わせて、働き方やキャリアを柔軟に変えていく考え方のことです。ギリシャ神話に登場する、自由自在に姿を変える海の神「プロテウス」が語源となっています。

例えるなら、目的地が決まっている電車に乗るのではなく、自分でハンドルを握って、その時々の状況や気分に合わせてルートを変えながら旅をするようなものです。会社が用意したキャリアパスを進むのではなく、自分にとって何が大切かを考え、スキルを磨きながら、主体的に次のステップを選んでいく働き方と言えるでしょう。

なぜ今、話題なの?

このプロティアンキャリアという考え方が今、特に注目されているのは、世の中の変化が非常に速いからです。AI(人工知能)の進化やグローバル化の進展により、これまで当たり前だった仕事がなくなったり、新しい仕事が生まれたりしています。

終身雇用制度の見直しが進み、一つの会社に定年まで勤め上げるという働き方が少なくなってきました。このような状況で、会社にキャリアを任せきりにするのではなく、自分自身で未来を切り開く力が求められているのです。自分の市場価値を高め、どんな環境でも活躍できる人材になるために、多くのビジネスパーソンが関心を持っています。

どこで使われている?

プロティアンキャリアという言葉自体が、具体的なサービスや製品として使われているわけではありませんが、この考え方を取り入れた人材育成やキャリア支援の取り組みは増えています。

例えば、日本の大手企業であるトヨタ自動車では、社員が自律的にキャリアを形成できるよう、社内公募制度 [blocked]や副業を推奨する動きがあります。これは、社員が会社の中だけでなく、外の経験も積むことで、自身のスキルや視野を広げ、変化に対応できる力を養うことを目的としています。

また、リクルートのような人材サービス企業では、個人のキャリア相談を通じて、その人が本当にやりたいことや、次に挑戦すべきことを一緒に考え、転職やスキルアップのサポートをしています。これも、まさに個人が主体的にキャリアを築くプロティアンキャリアの考え方に基づいています。

覚えておくポイント

プロティアンキャリアの考え方は、日々の仕事やキャリアプランを考える上で、いくつかの重要な視点を与えてくれます。

  1. 自分の価値観を大切にする: 会社や世間の評価だけでなく、「自分は何を大切にしたいのか」「どんな働き方が理想なのか」を常に問いかけ、キャリアの選択基準にすることが大切です。例えば、給料よりもやりがいを優先する、といった判断もプロティアンキャリア的と言えます。
  2. 学び続ける姿勢を持つ: 変化の激しい時代に対応するためには、新しい知識やスキルを積極的に学び続けることが不可欠です。オンライン講座を受講したり、異業種の人と交流したりして、常に自分をアップデートしていく意識が役立ちます。
  3. 社内外にネットワークを築く: 会社の中だけでなく、社外の様々な分野の人たちとつながりを持つことで、新しい情報や機会を得やすくなります。いざという時に相談できる人脈は、キャリアを柔軟に進める上で大きな力になります。