ROAS(広告費用対効果)とは? 広告がどれだけ売上につながったかを示す指標

ROAS(ロアス)とは、広告にかけた費用に対して、どれくらいの売上があったかを示す指標のことで、広告の効果を測るために使われます。

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ROAS(広告費用対効果)とは?

ROAS(ロアス)とは、「Return On Ad Spend」の頭文字を取った言葉で、日本語では「広告費用対効果」と訳されます。これは、広告にかけた費用に対して、どれくらいの売上があったかを示す指標のことです。

たとえば、ある広告に10万円をかけて、その広告がきっかけで100万円の売上があったとします。この場合、ROASは「100万円(売上)÷10万円(広告費)×100%=1000%」となります。

ROASの数字が高ければ高いほど、その広告は効率よく売上を生み出している、つまり「費用対効果が高い」と判断できます。逆にROASが低い場合は、広告のやり方を見直す必要がある、ということになります。

なぜ今、話題なの?

インターネット広告が主流になったことで、ROASはますます注目されるようになりました。昔のテレビCMや新聞広告と違い、インターネット広告は「誰が、いつ、どこで、どんな広告を見たか」や「その広告を見て、どれくらいの人が商品を買ったか」といった詳しいデータをリアルタイムで分析できるようになりました。

これにより、広告を出した企業は、どの広告がどれだけ売上につながったかをROASで具体的に把握し、広告の予算配分や内容を細かく調整できるようになりました。例えば、GoogleやYahoo!などの検索広告や、FacebookやInstagramなどのSNS広告 [blocked]では、ROASを常にチェックしながら広告運用が行われています。

どこで使われている?

ROASは、主に以下のような場面で活用されています。

  • オンラインショップ(ECサイト):Amazonや楽天市場のようなオンラインショップを運営する企業が、どの商品の広告に力を入れるべきか、どの広告キャンペーンが効果的かを判断する際にROASを使います。
  • デジタルマーケティング:広告代理店や企業のマーケティング担当者が、クライアントや自社の広告戦略を立てる際に、ROASを目標値として設定し、その達成度を測ります。
  • 予算配分の決定:限られた広告予算の中で、どの広告媒体(Google広告、SNS広告など)にどれくらいの費用をかけるべきか、ROASのデータをもとに決定します。

例えば、ユニクロがオンラインストアで新商品の広告を出す際、Google検索広告とInstagram広告のどちらがより高いROASを達成しているかを比較し、効果の高い方に予算を多く振り分ける、といった判断に使われます。

覚えておくポイント

ROASは広告の「売上効率」を見るためのとても便利な指標ですが、いくつか注意点もあります。

  • 利益ではない:ROASはあくまで「売上」に対する指標であり、「利益」ではありません。売上が高くても、商品の原価や運営費が高ければ、最終的な利益は少ないこともあります。利益まで含めて考える場合は、「ROI(投資対効果) [blocked]」という別の指標も重要になります。
  • 目標値は業界による:ROASの「良い数字」は、業界や商品の種類によって異なります。例えば、家電製品とアパレル商品では、広告費と売上の関係性が違うため、一概に「ROASが〇〇%なら良い」とは言えません。自社のビジネスや業界の平均値を参考に、適切な目標を設定することが大切です。

ROASを理解することで、ニュースで聞くデジタル広告の話題や、職場でマーケティング担当者が話す内容が、よりクリアに理解できるようになるでしょう。