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カスタマージャーニーとは?お客様の道のりを地図にする考え方

カスタマージャーニーとは、お客様が商品やサービスを知ってから購入し、使い続けるまでの体験の道のりを「旅」に見立てて可視化することです。

2026年3月17日1 閲覧カスタマージャーニー

カスタマージャーニーとは?

「カスタマージャーニー」という言葉、最近よく耳にしませんか?これは、お客様がお店や会社の製品、サービスを知ってから、実際に購入し、さらに使い続けてくれるまでの「体験の道のり」を、まるで旅のようにとらえて、地図のように見える化する考え方のことです。

例えば、あなたが新しいスマートフォンが欲しいと思ったときを想像してみてください。

  1. 「欲しいな」と思う(認知): 今使っているスマホが古くなってきた。新しいのが欲しいな。
  2. 情報を集める(検討): どんな機種があるんだろう?インターネットで「スマホ おすすめ」と検索したり、家電量販店のチラシを見たりします。
  3. 比較する(比較): iPhoneとAndroid、どっちが良いかな?それぞれの機能や価格、デザインを比較します。YouTubeでレビュー動画を見るかもしれません。
  4. お店に行く(行動): 実際に触ってみたいから、Apple Storeやドコモショップに行ってみよう。
  5. 購入する(購買): 店員さんの説明を聞いて、納得して購入を決めます。
  6. 使い始める(利用): 新しいスマホを設定して、アプリをダウンロードして使い始めます。
  7. 満足する、または不満に思う(共有): 使い心地が良い!友達にもおすすめしよう。もし不満があれば、SNSでつぶやくかもしれません。

このように、お客様が製品やサービスと出会ってから、実際に使い続けるまでの心の動きや行動の変化を、一つ一つ丁寧にたどっていくのがカスタマージャーニーです。この道のりを図にすることで、お客様がどこで困っているのか、何を求めているのかが、会社側から見てはっきりとわかるようになります。

なぜ今、話題なの?

インターネットが普及し、スマートフォンの登場で、私たちはいつでもどこでも情報を手に入れられるようになりました。昔のように、テレビCMや新聞広告だけで商品を選ぶ時代ではありません。お客様は、自分で情報を探し、比較し、納得してから購入するようになっています。

そのため、企業は「ただ良いものを作れば売れる」という考え方から、「お客様がどんな気持ちで、どんな行動をするのか」を深く理解し、その道のりの各段階で最適な情報や体験を提供することが重要になりました。カスタマージャーニーは、お客様の目線に立ってサービスを改善するための強力なツールとして、注目されています。

どこで使われている?

カスタマージャーニーは、さまざまな業界で活用されています。

  • IT業界: 例えば、ソフトウェア会社が新しいサービスを開発する際、ユーザーがそのサービスを知り、試用し、契約して使いこなすまでの体験を可視化し、どこでつまずきやすいかを分析します。これにより、より使いやすい画面デザインやサポート体制を整えることができます。
  • 小売業界: オンラインストアを運営する企業は、お客様がサイトを訪れてから商品をカートに入れ、購入を完了するまでの流れを分析します。例えば、Amazonでは、お客様が商品を簡単に探し、スムーズに購入できるよう、サイトの改善に役立てています。
  • サービス業界: 旅行会社がツアー商品を企画する際、お客様がツアーを検討し、予約し、実際に旅行を楽しみ、帰宅後に感想を共有するまでの体験を分析します。これにより、旅の計画段階から旅行中、帰宅後まで、お客様に最高の思い出を提供するための工夫を凝らすことができます。

覚えておくポイント

カスタマージャーニーは、お客様の視点に立って、製品やサービスとの出会いから利用までのプロセスを「旅」として捉えることです。この「旅の地図」を作ることで、お客様がどこで何を考え、どう行動するのかを理解し、より良い製品やサービスを提供するためのヒントを見つけることができます。お客様の満足度を高め、長く愛される企業になるための大切な考え方と言えるでしょう。