マルウェアとは?悪意のあるソフトウェアの総称

マルウェアとは、コンピューターやスマートフォンに悪影響を与えるように作られた、ウイルスや不正プログラムなどのソフトウェアの総称です。

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マルウェアとは

マルウェアとは、「Malicious Software(マリシャス・ソフトウェア)」を略した造語で、コンピューターやスマートフォンなどのデバイスに悪影響を与えるように作られた、悪意のあるソフトウェアの総称です。具体的には、コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬 [blocked]スパイウェア [blocked]ランサムウェア [blocked]など、さまざまな種類の不正プログラムが含まれます。

これらのマルウェアは、デバイスの動作を妨害したり、保存されているデータを破壊したり、個人情報や機密情報を盗み出したり、さらにはデバイスを乗っ取って犯罪行為に利用したりするなど、多岐にわたる被害をもたらす可能性があります。

マルウェアは、インターネットを通じてダウンロードされたファイル、メールの添付ファイル、不正なウェブサイトの閲覧、あるいはUSBメモリなどの外部記憶媒体を介して感染することが一般的です。一度感染すると、デバイスのパフォーマンス低下やデータ漏洩、金銭的な被害など、深刻な問題に発展する恐れがあります。

なぜ今、話題なの?

近年、インターネットの普及とデジタル化の進展に伴い、マルウェアによるサイバー攻撃はますます巧妙化し、その被害も拡大しています。特に、ビジネスにおけるデジタル変革が進む中で、企業や組織がマルウェアの標的となるケースが増加しています。

例えば、身代金要求型マルウェアである「ランサムウェア」による攻撃は、企業が事業継続のために多額の身代金を支払う事態に追い込まれるなど、深刻な経営リスクとなっています。また、個人のスマートフォンやパソコンが感染し、オンラインバンキングの不正利用やクレジットカード情報の窃取といった金銭的被害につながる事例も後を絶ちません。

在宅勤務の普及により、自宅のネットワーク環境から企業のシステムにアクセスする機会が増えたことも、マルウェア感染のリスクを高める要因の一つです。企業だけでなく、個人も常に最新の脅威に対する意識を持ち、適切な対策を講じることが求められています。

どこで使われている?

マルウェアは、特定の「場所」で使われているというよりは、インターネットに接続されたあらゆるデバイスやシステムに「侵入」しようとします。その目的は、主に以下の通りです。

  • 個人情報の窃取: オンラインバンキングのIDやパスワード、クレジットカード情報、メールアドレスなどを盗み出し、不正利用や詐欺に悪用します。
  • 金銭の要求: ランサムウェアのように、デバイス内のファイルを暗号化 [blocked]し、復旧と引き換えに金銭(仮想通貨など)を要求します。
  • システム破壊・妨害: 企業や政府機関のシステムに侵入し、データを破壊したり、サービスを停止させたりします。政治的な目的や嫌がらせで行われることもあります。
  • 遠隔操作・踏み台: 感染したデバイスを遠隔から操作し、他のコンピューターへの攻撃の踏み台にしたり、迷惑メールの送信元にしたりします。
  • 情報収集: 特定の企業や組織の機密情報を盗み出す目的で、スパイウェアなどが利用されることがあります。

これらは、個人が利用するパソコンやスマートフォンだけでなく、企業のサーバー、工場で使われる制御システム(ICS)、IoT [blocked]デバイスなど、インターネットに接続されるあらゆる機器が標的となり得ます。

覚えておくポイント

マルウェアから自身のデバイスや情報を守るために、以下のポイントを覚えておくことが重要です。

  1. OSやソフトウェアは常に最新の状態に保つ: オペレーティングシステム(Windows、macOS、iOS、Androidなど)や利用しているアプリケーションには、セキュリティ上の脆弱性が見つかることがあります。これらを修正するために、開発元から提供されるアップデートは速やかに適用しましょう。
  2. セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に更新する: ウイルス対策ソフトや統合セキュリティソフトは、マルウェアの検出・除去に有効です。常に最新の定義ファイルに更新し、リアルタイム保護機能を有効にしておくことが大切です。
  3. 不審なメールや添付ファイル、ウェブサイトには注意する: 知らない送信元からのメールや、内容に心当たりのない添付ファイルは開かないようにしましょう。不審なウェブサイトへのアクセスも避けるべきです。URLが正規のものか確認する習慣をつけることも有効です。
  4. 定期的にデータのバックアップ [blocked]を取る: 万が一マルウェアに感染し、データが失われたり暗号化されたりした場合に備え、重要なデータは定期的に外部ストレージやクラウドサービスにバックアップを取っておきましょう。
  5. 複雑なパスワードを設定し、使い回さない: 複数のサービスで同じパスワードを使い回すと、一つのサービスから情報が漏洩した際に、他のサービスも危険にさらされます。複雑で推測されにくいパスワードを設定し、可能であれば二段階認証も利用しましょう。