ダブルダイヤモンドプロセスとは
ダブルダイヤモンドプロセスは、新しい商品やサービスを開発したり、既存の課題を解決したりする際に、効率的に良い答えを見つけるための考え方です。まるで2つのダイヤモンドが横につながっているような形をしていることから、この名前がつけられました。
具体的には、「発散(アイデアを広げる)」と「収束(アイデアを絞る)」という2つのフェーズを、さらに2回繰り返すことで、合計4つのステップで進めます。例えるなら、料理のレシピを考えるようなものです。まず「どんな料理を作ろうか?(問題発見)」と色々な可能性を探し、次に「本当に作りたい料理はこれだ!(問題定義)」と決める。次に「どんな材料や調理法があるか?(解決策の探索)」とアイデアをたくさん出し、最後に「この組み合わせなら最高だ!(解決策の決定)」と具体的なレシピを決める、という流れに似ています。
なぜ今、話題なの?
現代社会は変化が激しく、お客様のニーズも多様化しています。これまでのやり方では通用しない新しい問題が次々と出てくるため、企業は常に新しいアイデアや解決策を生み出す必要があります。そんな中で、ダブルダイヤモンドプロセスは、単に「良いものを作る」だけでなく、「本当に求められているものは何か」という本質的な問題を見つけ出し、それに対する最適な解決策を導き出すための強力なツールとして注目されています。
特に、デジタル技術の進化によって、お客様の行動データが豊富に手に入るようになり、より深くお客様の課題を理解できるようになりました。このプロセスを使うことで、データに基づいた客観的な視点と、人の感情や体験に基づいた主観的な視点の両方から、より良い解決策を探せるため、多くの企業が導入を進めています。
どこで使われている?
ダブルダイヤモンドプロセスは、デザイン思考を取り入れている多くの企業で活用されています。
- トヨタ自動車では、新しい車のデザインや、移動に関するサービスを考える際に、お客様がどんな状況で車を使い、どんな課題を感じているのかを深く掘り下げるために、この考え方を取り入れています。例えば、高齢者の移動支援サービスを開発する際など、単に車を売るだけでなく、お客様の生活全体を豊かにする視点でアイデアを検討しています。
- Googleでは、ユーザーがより使いやすいサービスや製品を開発するために、このプロセスを応用しています。例えば、検索エンジンの改善や新しいアプリの機能追加など、ユーザーがどんな情報を求めていて、どんな操作で困っているのかを徹底的に分析し、様々な解決策を試しながら最適なものを選び出しています。
- メルカリのようなフリマアプリでも、ユーザーがもっと安心して取引できる仕組みや、出品・購入が簡単になる機能などを考える際に、ユーザーの行動を観察し、潜在的な不満やニーズを発見するために、この考え方が活用されています。
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覚えておくポイント
一般のビジネスパーソンがダブルダイヤモンドプロセスを日々の仕事で活かすためのポイントはいくつかあります。
- すぐに答えに飛びつかない:何か問題に直面したとき、すぐに「こうすれば解決するだろう」と決めつけず、まずは「本当に解決すべき問題は何だろう?」「他にどんな問題が隠れているだろう?」と、視野を広げて考えてみることが大切です。会議などで意見が対立したときも、一度立ち止まって「そもそも何が課題なのか」を掘り下げると、建設的な議論につながります。
- 多様な意見を受け入れる:アイデアを出す段階では、どんな突飛な意見でも否定せずに受け入れる姿勢が重要です。「こんなの無理だろう」と最初から否定せず、色々な可能性を探ることで、思いがけない良い解決策が見つかることがあります。ブレインストーミング(自由な発想でアイデアを出し合う手法)などで意識すると良いでしょう。
- 「なぜ?」を繰り返す:お客様や同僚の要望を聞いたとき、「なぜそう思うのか?」「本当に困っていることは何か?」と、何度も「なぜ?」を問いかけることで、表面的な問題の奥にある本質的なニーズや課題を見つけ出すことができます。これは、日々のコミュニケーションや企画立案の場面で非常に役立ちます。
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