MA(マーケティングオートメーション)とは?営業・販促活動を「自動化」して効率アップ

MA(マーケティングオートメーション)とは、これまで人が手作業で行っていた営業や販促の活動を、ITの力で自動化し、効率を上げるための仕組みのことです。

149 閲覧MA(マーケティングオートメーション)

MA(マーケティングオートメーション)とは?

MA(エムエー)とは、「Marketing Automation(マーケティングオートメーション)」の略で、日本語にすると「マーケティングの自動化」という意味です。

簡単に言うと、これまで人が手作業で行っていた営業や販促(マーケティング)の活動を、ITの力で自動化し、効率を上げるための仕組みのことです。

たとえば、皆さんが何か商品を買うときを想像してみてください。いきなり知らない会社から電話がかかってきて「この商品どうですか?」と言われても、なかなか買う気にはなりませんよね。でも、以前から興味があって、その会社のメールマガジンを読んでいたり、ウェブサイトを見ていたりしたらどうでしょう?「そろそろ買ってみようかな」と思うかもしれません。

MAは、まさにこの「興味がある人を、もっと興味がある状態に育てて、最終的に買ってもらう」までの一連の流れを、コンピューターが自動でお手伝いしてくれるシステムなのです。

具体的には、次のようなことを自動でやってくれます。

  • 見込み客の情報を集める:ウェブサイトに訪れた人の行動履歴や、メールを開封したかどうかなどを記録します。
  • 興味に合わせた情報を提供する:ウェブサイトをよく見ている人には、その内容に関連するメールを自動で送ったりします。
  • 営業に引き継ぐタイミングを見極める:商品やサービスに強い興味を示している人を見つけ出し、「この人は今、営業がアプローチすると良さそうだ」と教えてくれます。

なぜ今、話題なの?

MAが注目されている背景には、大きく2つの理由があります。

  1. インターネットの普及:誰もがインターネットで情報を集める時代になり、企業もお客様の行動をオンラインで把握しやすくなりました。MAは、このオンラインでの行動データを活用するのにとても役立ちます。
  2. 人手不足の解消:多くの企業で営業やマーケティングの担当者が足りないという課題があります。MAを導入することで、これまで人が時間をかけて行っていた作業を自動化できるため、限られた人数でも効率的に多くの見込み客に対応できるようになります。

たとえば、皆さんの会社でも「もっとお客様を増やしたいけど、営業の人数が足りない」「メールマガジンを送るのが大変」といった悩みがあるかもしれません。MAは、そうした悩みをITの力で解決してくれるツールとして期待されています。

どこで使われている?

MAは、BtoB(企業対企業)のビジネスを中心に、様々な業界で活用されています。例えば、ソフトウェア会社、コンサルティング会社、製造業など、高額な商品やサービスを扱う企業で特に導入が進んでいます。

具体的なサービスとしては、アメリカのSalesforce社が提供する「Pardot(パードット)」や、Adobe社が提供する「Marketo Engage(マルケト エンゲージ)」、HubSpot社が提供する「HubSpot Marketing Hub(ハブスポット マーケティングハブ)」などが有名です。これらのサービスは、お客様のウェブサイト訪問履歴やメールの開封状況などを分析し、その人に合った情報提供を自動で行うことができます。

また、最近ではBtoC(企業対消費者)のビジネス、例えばECサイト(ネット通販)などでも、お客様の購買履歴や閲覧履歴に合わせておすすめ商品を提案する仕組みとして活用され始めています。

覚えておくポイント

MA(マーケティングオートメーション)について、これだけは覚えておいてほしいポイントは次の3つです。

  1. 営業・販促活動の「自動化」:お客様の興味を引くための情報提供や、営業への引き継ぎなどをITで自動で行う仕組みです。
  2. 効率アップと人手不足解消:少ない手間で多くのお客様に対応できるようになり、営業やマーケティングの効率を大きく高めます。
  3. 見込み客を「育てる」:お客様が商品やサービスに興味を持ってから、実際に購入するまでのプロセスを、自動でサポートしてくれます。

MAは、決して「営業担当者の仕事がなくなる」というものではありません。むしろ、MAが面倒な作業を自動でこなしてくれることで、営業担当者は本当に大切な「お客様との対話」や「より高度な戦略立案」に集中できるようになる、強力な味方なのです。